Ergodox EZをJIS配列で利用して5ヶ月経過したので振り返り
の通り、これまで2020年に購入したErgodox EZを愛用していたのですが、 出社もぼちぼちでてくる中で、家でも会社でも持ち歩きながら使っていたら、ちょうど3年で故障してしまいました。
特定の一画のキーが動作しなくなってしまう感じ。分解してみところ回路がかなり汚れていて、掃除したら一瞬復活したのですがすぐにまた元に戻ってしまったので、いったんあきらめることにしました。
ということで代替機が必要になり、同じものを買ってもよかったのですが、どうせならということで前から気になっていた MoonLander を購入してみました。 製造元はこれまで使っていたErgodox EZと同じZSAであり、見た感じErgodox EZにキー配列も良く似ていて移行しやすそうだったので。
というわけで購入したのがこちら。
Ergodox EZのときはWhiteを使っていましたが、結構汚れが目立つときになったので今回はBlackにしてみました。 黒は黒で皮脂などが気になるので小まめに拭くようにはしています。
半導体需給とかいろいろ気になったのですが、意外にもすぐに発送され、注文から1週間ちょいで受けとることができました。
キー配列や焼き込み
Ergodox EZと同じく、qmk firmwareが使えるので、基本的な配列はそのまま移行しました。 今のキー配列はこんな感じにしています。
Ergodox EZのときは、親指部分が充実していたのでそこにPage Up/Page Down/Home/Endを配置していましたが、その部分のキーが使えなくなったので、レイヤ切替後のホームポジションにいくようにしています。 もともと遠い親指のキーは使えてなかったので、そんなに影響はないでしょう。
ビルドしたファームウェアを書き込むには、Ergodox EZのときは、teensy 用のアプリを使っていたのですが、 ベースのものが変わったからかMoonlander向けには使えなくなっていたので、Wally を使いました。
Moonlanderは元からQK_BOOTが配置されているので、リセットボタンを押さなくても書き込めるのが地味に嬉しいところでした。
良かったところ
ここからは、Ergodox EZからMoonlanderに乗り換えてみて良かったところを書いていきます。
乗り換えやすい
上にも書きましたが、キーの配置がほぼ同じなので、移行コストはほぼ0でした。
キー入力の音が静か
Ergodox EZはスイッチのカチカチって音というより底打ち音がカチャカチャ結構響く感じで、 会社で使うときには勢いにのってくると音が気になるって感じったのですが、 Moonlanderのほうが底打ち音があまりしない気がします。
バックライトLEDがテンション上がる
購入当初は、こんなゲーミング要素いらないんだけどって思い、 届くまでの間に、QMKでバックライトを制御する方法を調べてたぐらいでした。 が、いざ使ってみると意外や意外。七色に光るの結構テンション上がるのでそのまま使っています。
良くなかったところ
Ergodoxとの細かい差異(すぐ慣れる)
乗り換え特有の話ですが、概ね同じなだけに細かい差が最初は戸惑いました。
一番端のキーのサイズが1U
左手側の一番左の列、右手側の一番右の列が、Ergodox EZでは1.25Uあるのですが、Moonlanderは全部同じ1Uです。 この僅かな幅が最初慣れず、スカッてしまったり一個隣の列を叩いてしまったりしました。
一週間も使ってれば慣れます。
親指キーの並び
親指向けにキーの出島(上の写真で赤いキーがあるところ)があるのですが、 若干Ergodox EZと角度が違っていて最初戸惑いました。
一週間も使ってれば慣れます。
キープロファイル
Ergodox EZは無刻印の場合はDCSプロファイルなのですが、Moonlanderの場合は無刻印でもDSAプロファイルです。 (Erogdox EZも印字ありの場合はDSAらしい)
キーごとに傾きが違うのが打ちやすかったのでちょっと苦戦してます。 一週間使っても慣れずミスタイプが多めになっています。
ただ、キーキャップを外して掃除すると無刻印 & DCSプロファイルだと、もとに戻すのがかなり大変だったので掃除はしやすくなりますね。
端のキーをうっかり押してしまう
コンパクトになったのはとても良いのですが、キーボードの土台に余白が少ないので、キーボードの端を触れてしまったときに意図せず指がひっかかってキーを押下してしまうことがあります。 そんなにクリティカルなキーを配置してないので実害はないですが、おもわぬ暴発はちょっとびっくりします。
まとめ
Ergodoxが故障してしまったので、Moonlanderに乗り換えてみました。 気になるところは多少ありますが、慣れの問題ですし、これから使いこなしていきたいと思います。
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